2011年12月5日月曜日

WorldShift KOBEに参加して


12月3日(土)にWorldShift KOBEというイベントに参加してきました。

このイベントは、「学校」をモチーフにして、

「様々な垣根を超えて手と手を取り合って未来へ歩んでいこう」

という想いのもと、
ワークショップスペースや、カッコイイ大人たちのプレゼンテーションなど、
もう一度、自分自身やこれからの日本・世界を考える場として開催されました。

どのような現状を、どのような理想に変えていく(Shiftしていく)
という「意識の変化」がキーワードになっていて、イベントに参加する前から
自分にとってのShiftはなんだろう?と考えながら当日に臨んでいました。


プレゼンテーションの登壇者は、分野はそれぞれ異なるものの、
メッセージとして伝えている部分は共通しているものが多く、

・直線的な時間観から循環的・円環的な時間観へのShift
・自分自身や自然に目を向けることの重要性
・価値尺度を多様に持つことの重要性
・社会に貢献するという幸福感の重要性
・一人一人が世界を動かす意識を持つことの重要性
・自分の知らない世界を知ることの重要性

といったメッセージが投げかけられていました。


登壇者の方々は、活躍されている分野がそれぞれ違うため、
一見、共通性がないように思えても、
話を聞いていると、
「なにをしているか」の部分は異なっていても
「なにを考えているか」の部分はとても似ていた。

「である」ことから「する」ことへと移行してきた社会的な価値観が、
一部の人たちの間では「である」ことへと回帰しているのが、
率直に感じることのできる瞬間だった。


特に印象的だったのが、火起師の大西琢也さんの講演で、
火起という一見、自分達には無縁の世界にいるような大西さんが、
「火」という自然が生みだしたものをたとえに、
「科学」がつくりだした世界の論理が絶対的になっていることへ警鐘を鳴らしていた。



普段、私たちは「火起師」という言葉を見ただけで、
自分とは関係ないやと、自分の世界に取り込むことを拒絶してしまいがちである。
しかし、なにを「する」かのところで価値判断をするのではなく、
なにを考え、なにを伝えようとしているのかまで踏み行ってはじめて
価値を見出していく必要があるのではないかと、考えさせられた瞬間だった。


これからの世界になにが必要か、なにが大切か
そこに気づいている人は、メッセージを発信し続けている。
その見え方が異なるだけ、見えていないだけではないか。

なにをしているか、に騙されない目を養うこと、
なにを考えているか、に目を向けること、
このShiftへの意識と、精度を高めていくこと、
まだまだ追求していかなければならない部分だと感じたイベントであった。


「すること」への価値判断
       ↓
「であること」への価値判断


これが現時点での回答。

そして、「であること」の自分自身の考えを固めていくことと同時に
それを他者へ訴える際の「魅せ方」も身につける必要性を強く感じた。


大西さんであれば、火起、
羽生さんであれば、将棋という
他者を惹きつける、魅了する武器を備えている。
伝えたいことを知ってもらうために、惹きつける武器。

それがないことには世間も関心を持ってくれない。
武器を手に入れるために今はなにをしなければいけないのか。
という「問い」がこれからの自分への課題で、
現時点での回答は、ありきたりだが、
アウトプットを増やしていくこと。

重要性を頭で分かっていても、
なかなか手が、口が動かなくなっていた。
アウトプットの量を増やしていくことで、いつか質が高まる瞬間がくると。
今はそう信じて、日々アンテナを張り巡らせて、感じたことをアウトプットしてくこと、
その積み重ねが、やがて大きな武器を手に入れるヒントをもたらすと信じて。



WorldShiftに参加するきっかけをくれた、関学の後輩・
グランドワークで出会った藤原さん・ハガレックスの平野さん、
ありがとうございました。


2 件のコメント:

  1. うてつです。
    読ませてもらいました。

    「であること」の意味するところがちょっとわからなかったので
    今度機会があったら教えてほしいです。

    私もサークルという小さなコミュニティーの中でさえ、
    『違う分野なのになんだか共通しているぞ』
    と感じる事があります。

    ブログの内容とは少しずれてしまうけど、
    多角的な視野を常に意識していきたいなーと思いました。
    総合政策やー!

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  2. >うてつっさん

    「であること」とは、
    何を考えて、何を見据えて、それに取り組んでいるかというニュアンスで、丸山正男が言おうとしていたこととは少し異なるかな。

    表面的な部分で判断してしまうのではなく、その人が何を考えているのかまで察してみたいものだよね。総合政策という多くの利害関係者を扱う学問を学んでいるなら尚更。

    『違う分野なのになんだか共通しているぞ』
    ってのは、コミュニケーションの根本だと思う。
    各々が共通部分を見出す努力をもう少しできたら、世界は大きく変わるのになーって。
    必ず共通している部分はある。
    このイベントで率直に思ったのは、言いたいことはどの人も一緒なんだよなってとこだったし。これくらいの境地に達すると、見える世界って共通してるんだなって。その共通世界を見せるために、僕は武器を磨いていきたいと思ったさ。

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